ベルーガについてハドソン湾西部に生息するベルーガはその数50,000頭近くになると考えられています。彼らは生存するベルーガの中でも最も健康状態の良いグループの1つだと言えます。ベルーガという名前はロシア語の白いという意味にあたるBeiloという言葉を由来としています。彼らは海面で呼吸をするために冬でも海が開けている地域で過ごす必要があります。北極海の約2%が様々な理由から一年中海が開いていますが、それは潮の流れ、風、カナダ北部の列島間を流れる潮流等の影響です。このような環境はシャチなどのより大きく、より攻撃的な生物からの防御にもなるのです。 ベルーガは額がメロンのような球根状をしています。この顔面にある大きな突起は彼らが発する幾つもの音を作る役割をしています。鳥が鳴くような声や、笛のような音、カチッという音、くぐもったような音などを出しますが、これが「海のカナリア」と言われる所以の1つです。こういった彼らの鳴声は水中聴音器を使い、ボートに搭載してあるスピーカーを通して聞くことが出来ます。彼らはこの鳴声を使って、仲間とコミュニケーションを取ったり、小さな魚の捕食活動に使われています。ベルーガは歯のあるハクジラ亜目の一種です。鯨の一種でありながら、生理学的にいくつかの点でイルカにとてもよく似ています。ベルーガのポッドと言われる家族集団は、他の鯨と同様に泡のカーテンを使った魚の捕食活動をすることが確認されており、家族全体が魚を食べられるようにすることでも利用されています。 この興味深い鯨たち約3,500頭が6月の終わりから9月の中旬頃までチャーチル川の河口部に集まってきます。河口部に到着してから数週間で脱皮し、7月中には出産をします。チャーチルの周辺にいる間の捕食活動はとても活発で、数え切れないほどのシシャモを追いかけている姿を見ることが出来ます。この栄養たっぷりの魚のおかげで、ベルーガたちは凍ったカナダの北極地域の海に再び戻るまでの夏の間、十分な脂肪を蓄えることが出来るのです。この時期は数十家族という単位でベルーガの群れを観察することが出来ます。彼らは通常私たちのボートのすぐ目の前を泳ぎに来ます。時には私たちのボートをそっと突っついてみたり、またある時にはお客様がベルーガに触れることが出来るくらい近づいてくれることもあります。是非、レイジーベアーのベルーガウオッチングツアーにお越しください。
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